分数
読み:ぶんすう
外語:fraction
数aとbとの比を、水平線の上にb、下にaの形、あるいは斜線の左にb、右にaの形で表記したもの。
目次
概要
分子と分母
規則
特徴
種類
形式
状態
冪乗と可換
読み方
日本語
英語
概要
分子と分母
中央の水平線または斜線は「括線」という。
括線の下の値を
分母
、水平線の上の値を
分子
という。
規則
すべての
有理数
は、分母・分子が
整数
の分数で表わすことができる。
分子と分母双方に同じ0以外の数を掛けても分数の値は変わらない。
特徴
種類
形式
分数の形式は、大きく三種類に分けることができる。
真分数
(分子<分母)
仮分数
(分子≧分母)
帯分数
日本の場合、帯分数は小学校でしか使わない。
状態
可約分数
(約分可能な分数)
既約分数
(既に約分された分数)
繁分数
(分子または分母に分数を含む分数)
冪乗と可換
分数は、負数の冪乗として表現することが出来る。
1/x = x
−1
1/x
n
= x
-n
つまり、a/bであれば、「a・b
−1
」と書くことができる。
読み方
日本語
日本語
で読むときは「b分のa」とする。それ以上の決まりはなく、非常に単純である。
このように、日本語の分数は分母を先に、分子を後に読む。この概念は
支那
から伝わったと考えられており、支那でも同様に読む。
しかし
英語
では、分子を先に言ってから分母となる。
英語
英語の分数の読み方には、不可解な決まりがある。基本は次の3つである。
まず分子の数をそのまま読みあげる
次に分母の数を序数の形式で読みあげる
もし分子が2以上の場合は、分母を複数形にする
例えば、次のようになる。
1/3 ‐ one third
1/5 ‐ one fifth
2/7 ‐ two sevenths
3/9 ‐ three ninths
これは、a/b の場合、1/bがa個、という発想によるものである。ここから、次のような表現も使われている。
1/2 ‐ a half
1/4 ‐ a quarter
3/4 ‐ three quarters
複雑な分数の場合は、a/bを「a over b」または「a by b」と読む。この場合はbを序数にしない。またbの末尾にsを付ける必要もない。
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