ポーランド記法
読み:ポーランドきほう
外語:polish notation
演算式の記述方法の一つで、演算子を演算対象の前に置く手法。
概要
演算子を演算対象の間に記述する一般的な「中置表記法」に対して、この記法は日本語で「前置表記法」ともいう。
プログラミング言語の処理において、コンパイラーの構文解析などに応用されている。
発案者は、ポーランドの数学者ヤン・ウカシェヴィチ(Jan L/ukasiewicz)。
特徴
記法
例えば、次のように記述できる。
- a+b → +ab
- (a×b)+(c÷d) → +×ab÷cd
こうすることで、()が不要になる。
もちろん()を書いても良いが、ポーランド記法では()を書いても順番は変化しない。
(+ (× a b) (÷ c d))
応用
これを逆にした考え方である逆ポーランド記法も多く使われている。
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