ベース接地回路
読み:ベースせっちかいろ
トランジスタ増幅回路の一つで、トランジスタのベースを接地する(GNDに落とす)回路。
特徴
主な特徴は、次の通り。
- 入力インピーダンスが低く、出力インピーダンスが高い
- 利得は電流利得はほぼ無いが電圧利得と電力利得は高い
- 周波数特性は良い
- 位相は同相である
NPN型トランジスタを使い、電圧電流変換、電圧レベル変換などに利用されることがある。
高周波特性が良いため、かつてはラジオ受信機の高周波増幅回路によく使われていたが、この回路は入力インピーダンスと比較して出力インピーダンスが極端に大きいために、電圧利得を得るためには負荷インピーダンスを高くしなければならない。現在はトランジスタの性能も上がり、入力インピーダンスが低くて使いづらいベース接地回路は、殆ど使われなくなった。
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