ファンデルワールス力
読み:ファンデルワールスりょく

 まず水素分子を考える。水素分子は水素原子が2個が一組となった分子であり、電子2個がお互いを回りあっている。ある時、2個の電子がどちらか片方の原子に寄ってしまった時、水素分子中に瞬間的な電子の偏りが起こり、一方の水素原子が僅かに+、他方が僅かに-に電気を帯びた状態が発生する。
 瞬間的とはいえ、分子内に±が偏った状態発生し、実際には水素分子が多数存在する中のあちこちに出来る。その分子相互間には、瞬間的に僅かなクーロン力が働く。
 こうして分子間に働く瞬間的なクーロン力が分子同士を結びつける力となり、それをファンデルワールス力という。

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