パワー半導体
読み:ぱわー-はんどうたい
半導体のうち、高電圧、大電流を扱うことができるものの総称。一般に電源回路で使われることが想定されている。
概要
他の一般的な半導体とは違った構造を持ち、高電圧や大電流でも壊れないようになっている。
大電力を扱うためにその分発熱も多くなり故障の原因となりうるが、その対策の工夫として電力損失を減らす努力、発生した熱を効率よく外に逃がす工夫などが施されている。
特徴
使途
パワー半導体は、電圧の変更、周波数の変更、直流を交流または交流を直流に変換するなどの電力変換に使われる。
- 整流 ‐ 交流を直流に変える
- 周波数変換 ‐ 交流の周波数を変える
- レギュレーター ‐ 直流の電圧を変える(昇圧・降圧)
- インバーター ‐ 直流を交流に変える
電化製品、電気器具で電気回路に安定した電力を供給するため、あるいはモーターを低速から高速まで精度良く回転させるため、太陽光発電で発電した電力を効率よく送電網に送るため、など様々な場面で使われている。
種類
パワー半導体は、大きく次の三種類に分けられる。
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