スターデルタ始動法
読み:すたーでるた-しどうほう
かご形三相誘導電動機
の始動法の一つ。スター結線(Y結線)とデルタ結線(Δ結線)を切り替える方法。
目次
概要
特徴
配線
スター結線(Y結線)
デルタ結線(Δ結線)
概要
電動機に対して、始動時は固定子巻線をスター結線(Y結線)として電流を1/3に抑え、定格速度に近づいたところでデルタ結線(Δ結線)に切り替える方法。
外付けの始動装置を必要としないが、電源を入力するための端子が3つ(U、V、W)と、その結線を切り替えるための端子が3つ(X、Y、Z)あるのが特徴。
5kWを超え、10〜15kW以下の電動機で使われる。
特徴
配線
UVWとXYZの関係は次の通りである。
U → 固定子巻線 → X
V → 固定子巻線 → Y
W → 固定子巻線 → Z
スター結線(Y結線)
スター結線(Y結線)側に切り替えた時、X、Y、Zの3端子は
短絡
する。
三つの固定子巻線が一点で接続されているのがスター結線(Y結線)の特徴となるが、X、Y、Zを短絡させるだけでこれが達成される。
デルタ結線(Δ結線)
デルタ結線(Δ結線)は、三つの固定子巻線が三角形に接続されていることが特徴となるので、次のように結線される。
X → W
Y → U
Z → V
こうすると、三つの巻線を一筆書きの要領で結ぶことが可能となり、デルタ結線されていることが分かる。
U → 固定子巻線 → X → W
W → 固定子巻線 → Z → V
V → 固定子巻線 → Y → U
再検索