アポロ17号
読み:アポロじゅうななごう
外語:Apollo 17

 アメリカの探査機。人類を月に到達させた六回目の宇宙船である。ミッション名AS-512。
目次

探査機の情報

特徴

月面到達
 アポロ17号は、人類が月面を歩き、地球に帰還する6回目の、そしてアポロ計画最後の任務を遂行した宇宙船だった。
 1972(昭和47)年4月21日に二人の宇宙飛行士、船長と月着陸船パイロットが月着陸船チャレンジャー号で晴れの海東南にある高地、タウリス・リトロー地域(東経30.77°、北緯20.16°)に着陸した。
 コマンドサービスモジュール(CSM)と司令船パイロットは月の軌道に留まった。

月面探査
 最後のミッションの目的は、高地タウリス・リトロー地域の地質調査である。
 月面には75時間滞在し、二泊三日の任務となった。
 三度の船外活動で合計35kmを移動し、毎度恒例となったアポロ月面実験パッケージALSEPの設置を行ない、加えて今回は観測機LSP、LSG、LACE、LEAMの設置を行なった。
 また写真撮影や、110kgもの月の岩石を採集した。
 滞在時間、移動距離、収集岩石重量すべて、全アポロ計画中で最大だった。
 月着陸船は12月14日に月を離れた。

帰還
 アポロ17号は、301時間51分59秒の任務経過後の1972(昭和47)年12月20日04:24:59(JST)(19日@850)に、太平洋に着水した。
 着水地点は西経166°7′、南緯17°53′、サモア諸島より南東215マイル(344.0km)で、待機していた救助船USSタイコンデローガから4マイル(6.4km)の距離だった。

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