アポロ15号
読み:アポロじゅうごごう
外語:Apollo 15
アメリカの
月
探査機。人類を月に到達させた四回目の宇宙船である。ミッション名AS-510。
目次
探査機の情報
特徴
月面到達
月面探査
目標
帰還
探査機の情報
打ち上げ: 1971(昭和46)年7月26日22:34:00
(JST)
(@606)
ロケット: Saturn-V
発射台: ケネディ宇宙センター 第39発射施設群 A発射台
質量: 29229kg(CSM)
搭乗員
David Randolph Scott (船長)
Alfred M. Worden (司令船パイロット)
James Benson Irwin (月着陸船ファルコン号パイロット)
国際標識番号: 1971-063A
特徴
月面到達
アポロ15号は、人類が月面を歩き、地球に帰還するという任務を遂行した4回目の宇宙船だった。
1971(昭和46)年7月30日に二人の宇宙飛行士、船長と月着陸船パイロットが、月着陸船ファルコン号で
雨の海
を囲むアペニン山脈の麓、ハドリー渓谷(別名ハドレー谷)の大地(北緯26.08°、東経3.66°)に軟着陸、月面に達した。
コマンドサービスモジュール(CSM)と司令船パイロットは月の軌道に留まった。
月面探査
月面に66時間55分滞在し、二泊の任務となった。
三度の船外活動で合計28kmを移動し、無人観測ステーションALSEPの設置を行ない、写真撮影や77kgの
岩石
を収拾した。
また今回のミッションで初めて月面移動車が使われ、山岳地帯の探査で活躍した。月着陸船は8月2日に月を離れた。
目標
ハドリー渓谷に降りたったのは、この谷の成因を調べることが目的の一つだったためである。
また岩石調査の目標の一つに斜長石の発見があり、そして船長たちはそれを発見することができた。
これは月が誕生した頃に地殻を形成していた
鉱物
で、月の成り立ちを知る上で重要な発見であった。後にこの岩は「genesis rock」と名付けられ、またこの発見を元にして、月の誕生理由の新説、
ジャイアント・インパクト説
が提唱されたのである。
帰還
アポロ15号は、295時間11分53秒の任務経過後の1971(昭和46)年8月8日05:45:53
(JST)
(
7日
@906)に、
太平洋
に着水した。
着水地点は南緯26°7′、西経158°8′、ハワイホノルルの330マイル(528.0km)北で、待機していた救助船USSオキナワから6.1マイル(9.8km)の距離だった。
再検索