ふさおとめ
読み:ふさおとめ
外語:Fusaotome

 の品種の一つ。
目次

概要
 千葉県農業試験場で産み出され、そして1998(平成10)年にふさおとめの名で登場した。
 母本は母がひとめぼれ(東北143号)、父がハナエチゼン(越南146号)である。
 1990(平成2)年に初交配、翌年から育成実験を開始(実験中の系統番号は「佐系葯97号」)し、1995(平成7)年12月12日に新品種「千葉6号」として認定された。

特徴

名称
 「ふさおとめ」の名称は一般公募により募集されたもので、1996(平成8)年8月1日より公募を開始し、27,850点の応募の中から決定された。
 名称発表は1997(平成9)年1月22日に「ごはん大好き健康家族県民の集い」で、千葉の米新品種発表記念大会の場で行なわれた。
 名前の由来は、房総半島の「房」に、米の特徴である炊き上がりが白くふっくらとつやがあるイメージ→「おとめ」、から命名されたものである。

早場米
 千葉県が特に力を入れている早場米品種で、冷害に強く、大粒で品質・食味に優れている。
 他の特産米の多くが食味ランクBなのに対し、通常コシヒカリ並の食味ランクA(1998(平成10)年時)に認定されている(注:コシヒカリの中でも魚沼産などはランク特Aとなる)。
 収穫時期は8月中〜下旬で、コシヒカリより2週間早い。

イメージキャラ
 コシヒカリに充分対抗しうる米としての品質もさることながら、米の袋に描かれた「おにぎりを両手に持ち赤い着物を着たマスコットキャラの女の子」が各方面から好評を得、熱心なファンを獲得した。
 作者はイラストレーターのkeina。
 登場当時は、このキャラを使った同人誌や、Web上のファンアートなども数多く見られた。

近縁米
 ふさおとめを親にした米も幾つか存在する。

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