Θ+粒子
読み:シータ-プラス-りゅうし
外語:theta particle

 ペンタクォークとして存在が予言されているものの一つ。正確には、Θ+粒子とプラスは上付きで書く。
目次

概要
 理論物理学者ドミトリー・イゴーレビッチ・ディヤコノフ(Дмитрий Игоревич Дьяконов;Dmitriy Igorevich D'yakonov)らが、1997(平成9)年に存在を予言した粒子。
 2個のuクォーク、2個のdクォーク、1個の反sクォークの計5個のクォーク(uudd ̄(s))で構成される。ここからバリオン数ストレンジネスは共に+1であることが分かる。

発見
 大阪大学核物理研究センターは、2003(平成15)年7月1日、大型放射光施設(SPring-8)にてΘ+粒子と予想される粒子に極めて近い粒子を発見したと発表した。
 質量は1530MeV/c2とされる。
 その後、世界中で追試が行なわれているが、発見されておらず、確証が得られていない。

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