CAM植物
読み:カムしょくぶつ
外語:CAM plant
C4回路を持った植物。
CAM植物は乾燥の穏やかな夜間に気孔を開いて二酸化炭素を吸収し、C4回路によってC4化合物のかたちで体内に蓄える。昼になると、そのC4化合物を二酸化炭素に戻して光合成に使う。こうすることで、昼間に気孔を閉じたままで光合成を行なうことを実現した。
これは、砂漠のような乾燥の激しい地域では気孔を開けて二酸化炭素の吸収をすると、同時に気孔から多量の水分が出てしまい(気孔蒸散)、水分を余計に失ってしまうためで、このような過酷な環境に適応するための進化である。
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