Apple A9
読み:アップル-エイナイン
外語:Apple A9

 AppleのiPhone 6sとiPhone 6s Plusで採用されたマイクロプロセッサーApple A9Xと同時期に発表された。
目次

概要
 Appleが、iPhone 6s/6s Plusのために設計したSoC(System-on Chip)である。CPUのほか、GPUやDRAMがオンダイで搭載されている。Apple製品専用として作られており、チップ単体での販売はされていない。
 命令セットアーキテクチャーは64ビットのARMv8-A(ARMv8)である。
 台湾TSMCの16nm世代プロセスまたはSamsung Electronics社の14nm世代プロセスで製造されている。

特徴

採用機種
 次の機種で採用されている。

仕様
 ARMアーキテクチャのCPUに、各種の周辺を組み合わせている。

性能面
 A9は、Apple A8と比較して、CPUは70%、GPUは90%の性能向上としている。実際のベンチマークテストでは、CPUは30%弱、GPUは60%程度の性能向上が確認できる。
 TSMC製とサムスン製があるが、両者では性能が段違いで、TSMC製の方が性能が良くバッテリー持続時間にして2時間程度の差が見られるとしている。このためサムスン製のA9が入ったiPhone 6s/6s Plusはハズレの扱いであるが購入時に選択はできず、運任せである。

再検索