8008
読み:はちまるまるはち
外語:8008
Intel
が開発した世界初の
8ビットマイクロプロセッサー
。先に開発された
4004
を8
ビット
に拡張したもの。1972(昭和47)年4月1日発売。
アメリカのデータポイント社の依頼で開発が開始されたものである。
目次
仕様
特徴
ピン配置
経緯
後継のマイクロプロセッサー
仕様
8ビットマイクロプロセッサー
データ幅 ‐ 8ビット
アドレス空間
‐ 16Kiバイト
トランジスタ数 ‐ 約3500
PMOS
動作周波数
標準品 ‐ 500kHz
8008-1(高速版) ‐ 800kHz
DIP
18ピン
プロセスルール
‐ 10μm
特徴
ピン配置
名称
ピン番号
Vdd
1
18
INT
D7
2
17
READY
D6
3
16
CLK1
D5
4
15
CLK2
D4
5
14
SYNC
D3
6
13
S0
D2
7
12
S1
D1
8
11
S2
D0
9
10
Vcc
経緯
4004の開発メンバーが4004の開発が佳境に入ったのを期に、そのまま8ビット版マイクロプロセッサーの開発が行なわれた、といういきさつがある。そのため、設計手法や命令体系などが4004に酷似している。
例えば、4004と同様にアドレスラインのピン数が不足しているが、それをアドレス下位、アドレス上位、命令、データ、と
時分割
で順に送信することで解決しているところは、4004と全く同じ考え方である。
しかし、このような設計は処理能力に多大な悪影響がある。アーキテクチャー的にも難があり、依頼主データポイントはこのマイクロプロセッサーを不採用とした。
後継のマイクロプロセッサー
8080
8008の開発を元として、本格的なマイクロプロセッサーである
8080
が開発された。
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