FPU
読み:エフピーユー
外語:FPU: Floating Point Unit
浮動小数点演算(実数演算)を行なうプロセッサーのこと。
概要
現在は、オペレーティングシステムの画面表示にさえ実数演算が使われている時代である。
しかし、まだ16ビットマイクロプロセッサーが主流の頃はそうではなく、ごく一部で使われるのみであった。このため、FPUはCPUとは別のプロセッサーとして提供されていた。
CPUと協調して使われるプロセッサーであったことから、コプロセッサー、略してコプロとも呼ばれていた。
特徴
Intel
Intelのプロセッサーでは80x87型番のものが該当し、8086に8087が、80286に80287が、i386にi387がそれぞれ使用される。i486DX以降はプロセッサー内に機能が内蔵された。
Intelの数値演算プロセッサーは、80ビット長のレジスター8本をスタック構造で持っており、命令は逆ポーランド記法で記述できた。
80ビット長は、倍精度実数の64ビットよりも長いことから、長倍精度実数とも呼ばれる。
Motorola
Motorolaの場合はMC6888x型番のものが該当し、68881と68882がある。
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