ARMv8-R
読み:アーム-ヴィーエイト-ハイフン-アー
外語:ARMv8-R
ARMv8命令セットにあるプロファイルの一つで、リアルタイム制御組み込み向け。
概要
ARMv8の特徴として、64ビットアーキテクチャAArch64と、64ビット命令セット「A64」への対応がある。
しかしARMv8-Rは、この「AArch64」および「A64」には対応せず、AArch32のみ対応、つまりARMv7-Rと同様に「A32」と「T32」にのみ対応する。
これは、車載リアルタイム処理などの組み込み向けではまだ64ビットの需要がないためとしている。
特徴
64ビットに対応しないのならARMv8-RではなくARMv7-Rで良いのではないかと思われるところだが、ARMv8-RはARMv7-Rより次のような改良がある。
- ハードウェアによるハイパーバイザー機能で、リアルタイム性を向上
- 割り込みコントローラーを内蔵 (ハードウェアによるハイパーバイザーのため)
- メモリ保護機構の改良 (ARMv7-RはPMSAv7だが、ARMv8-Rは新機能PSMAv8を搭載)
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