ADコンバーター
読み:エイディーコンバーター
外語:AD converter: Analog-Digital converter
アナログ→ディジタル変換を行なうコンバーター(変換器)。
概要
A/DやADCなど様々に呼ばれている。
ディジタイザーとも呼ばれる。
サンプリングなどで使われるもので、直流や交流の信号を、二値の信号に変換する。
特徴
種類
ΔΣ変調機やMASHなどと呼ばれるビットストリーム(1ビット)系のものと、マルチビット系に大別される。
- ビットストリーム系
- マルチビット系
- (二重)積分型 (低速で高精度、計測関係やディジタルテスタなど)
- 逐次比較型 (中程度の速度、オーディオなど)
- フラッシュ型 (高速動作、ビデオ信号等の高周波領域)
用途
ビットストリーム系は、主として比較的廉価なオーディオ分野で用いられる。これはトリミングなどの工程が不要のため、デバイスを安価に製造出来るため。
マルチビット系では、(二重)積分型やビットストリーム型以外では、サンプルホールド回路が通常必要になる。
量子化ノイズ
アナログの値は、ディジタルでは完全に表現することができない。
このため、DAコンバーターとは異なりADコンバーターでは常に量子化ノイズを発生させるため、その低減を図る為にノイズシェイピング技術によってノイズスペクトルを使用帯域よりも上にずらすなども行なわれている。
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