電池パック
読み:でんちパック
電池や周辺回路を、扱いやすいように何らかの容器(パック)に入れたもの。
概要
明確な定義はないようだが、一般には、使われる電池は二次電池(充電池)である。
携帯電話機などで使う、平形の充電池の一般名称として広く使われているようであるが、それに限らず、さまざまな製品が電池パックと称して提供されている。
特徴
端子の数
電池は直流なので、充放電用として、少なくとも+極と-極で二つ必要である。
以前はよく使われていた単三乾電池型の充電池などは、当然このように二極しかない。しかし現在携帯電話機などで使われているものは、少なくとも3極以上存在する。これは安全のためである。
3端子
携帯電話機等の電池パックは、基本的にはその機種専用に作られるためメーカーごと機種ごとに仕様は様々であるが、その端子は少なくとも3端子ある。
これは、安全性に大きな問題があるリチウムイオン二次電池が一般に使われているためで、電池パック内にはサーミスター等の温度検出素子があり、この素子に繋がる端子が少なくとも一つ、外に出されているのである。
たくさんの端子がある場合は、電池パック内にICがあり、電池の状態を随時確認するための通信端子が外に出されている。3端子の場合は単純で、+/-のほか、TやSと書かれた端子がサーミスターに繋がっている。
携帯電話機等は、この端子の信号から温度を測り、安全に充電するのである。
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