系外惑星系 |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY) |
読み:けいがいわくせい |
外語:extrasolar planetary system |
品詞:名詞 |
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特徴 |
最初の発見 |
大気まで存在する系外惑星として初めて確認されたのは、ペガスス座にある地球からの距離150光年の7等級黄色矮星HD 209458の惑星である。
木星質量の70%程度の木星型惑星だが、主星に近すぎるホットジュピター(巨大灼熱惑星)で、生物存在の可能性は殆ど考えられない。
他の例 |
その後も続々と発見が続くが、殆どの惑星系は、同様に大型のガス惑星が主星から至近距離を公転するホットジュピター(巨大灼熱惑星)で、太陽系とは似ても似つかないものであった。
このことから、太陽系はかなり特異なものではないか、と考えられるようになった。
太陽系似の惑星系 |
太陽系と瓜二つの惑星系は、今のところ一つも見つかっていない。地球と同じような環境の惑星も、今のところ一つも見つかっていない。
太陽系に似た惑星系として初めて見つかったのが、2002(平成14)年に発見された、かに座55番星の惑星系である。
地球からの距離は約41光年。年齢は約50億年程度で、太陽と同程度である。
この恒星には、0.1天文単位の距離を14.6日で公転する、木星よりやや小型のガス惑星があることが、1996(平成8)年に発表されていた。
更に観測を続け、新たに恒星からの距離5.5天文単位(太陽と木星の距離は5.2天文単位)を楕円軌道で公転する、公転周期約13年の惑星を発見した。質量は木星の3.5倍から5倍と見積もられている。
太陽に似た恒星、HD 70642の惑星系として発見された。
地球からの距離は90光年。木星の2倍程度の質量のガス惑星が、主星から3.3天文単位の距離を、ほぼ円軌道で公転していた。
この惑星に生物がいることは考えられないが、この近くに地球型惑星などが見つかる可能性があり、注目を集めた。
リンク |
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