瞬低 |
辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW) |
読み:しゅんてい |
品詞:さ変名詞 |
瞬間電圧低下の略で、ある瞬間だけ供給される電源の電圧が低下すること。
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概要 |
主な瞬低の発生原因は雷である。電力系統を構成する送電線や配電線などに落雷などがあり故障が生じた場合、故障箇所を検知し遮断機で電力系統から切り離すまでの間、瞬低が生じる。
世界的に見ても品質が良いことで知られる日本の商用電源でも、自然の猛威には勝てないため不定期に瞬低は生じている。日本では、瞬低継続時間200ms程度、電圧低下度50%程度が多く見られる。
このため、数波の欠落でも支障が生じるような工場などの現場では、必然的に、機器に対応が求められる。
特徴 |
瞬低や停電により機器に悪影響がないかを調べる方法として、電圧ディップ試験(IEC 61000-4-11:2004)が規定されている。
人命が関わる医療機器などでは、この対応が必須となっている。
経済的損失は出ても人命にまでは被害が及ばないような機器については、例えば、半導体製造装置の場合はSEMI F47という規格への適合が求められる。
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