無理数
読み:むりすう
外語:irrational number

 整数の比(ratio)で表わせない実数のこと。有理数では無い数のこと。
目次

概要
 √2、√3、3√5、πeといったものが無理数になる。
 有理数と同様、別に理性(rational)は無い。ラテン語のRATIO(ラティオー)には「理性」という意味のほかに「計算」「算定」などの意味があり、こちらから「割合」(ratio)として表わせる数、表わせない数、という意味となった。

特徴


 0でない有理数と無理数の四則演算の結果はいずれも無理数となる。
 無理数の代表的な例である√2が無理数であることは、紀元前2000年のギリシャで既に知られていた。
 名前のある代表的な無理数に、次のようなものがある(順不同)。

語呂合わせ
 日本では、無理数を覚えるために、古くから語呂合わせを用いてきた。
 例えば平方根などが代表例である。実際にはこの例に限らず様々なものが発案されているが、√ ̄(2)、√ ̄(3)、√ ̄(5)などは定番として良く知られている。
 「円周率」も、様々な語呂合わせがある。以下、小数点以下30桁での例の一つ。
 身一つ世一つ 生くに無意味 いわく無く 身 文や読むに 虫散々 闇に泣く

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