大陰唇 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学・器官名称編 (BBORGN) |
読み:だい-いんしん |
外語:large lips |
品詞:名詞 |
ヒトを含む哺乳類の雌性(女性)の外陰部のうち、膨らんだ部分。
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概要 |
生殖器と尿道口を保護するためにある、脂肪に富んだ組織である。
大陰唇のうち、中央部には縦の裂け目があり、これを「陰裂」という。これにより大陰唇は左右に分かれる。大陰唇で陰裂がない部分のうち、前方を「前陰唇交連」、後方を「後陰唇交連」という。
陰裂の中にあるヒダを「小陰唇」、突起を「陰核」(クリトリス)という。
特徴 |
腹と肛門の間に位置する膨らみである。
発生学的には、大陰唇は男性の陰嚢と同じである。位置もおおむね同様だが、男性が陰茎になる部分や陰茎より腹側は陰嚢とは呼ばないのに対し、女性では膨らんでいる部分すべてが大陰唇である。
陰嚢の中央部で癒着しているように見える「陰嚢縫線」は、左右の大陰唇が融合した痕跡であるとも言える。
大陰唇周辺を保護するため、思春期を迎えた頃より陰毛が生える。
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