地球の地質時代の代の一つ。先カンブリア時代のうちの一代。
約25億年前から約5億4100万年前までの間とされる。
先カンブリア紀の後半。
古い時代から順に、次の3代に分けられ、各代はそれぞれ複数の期に分けられている。
- 古原生代 (約25億年前〜約16億年前)
- シデリアン (約25億年前〜約23億年前)
- リィアキアン (約23億年前〜約20億5000万年前)
- オロシリアン (約20億5000万年前〜約18億年前)
- スタテリアン (約18億年前〜約16億年前)
- 中原生代 (約16億年前〜約10億年前)
- カリミアン (約16億年前〜約14億年前)
- エクタシアン (約14億年前〜約12億年前)
- ステニアン (約12億年前〜約10億年前)
- 新原生代
- トニアン (約10億年前〜約7億2000万年前)
- クライオジェニアン (約7億2000万年前〜約6億3500万年前)
- エディアカラン (約6億3500万年前〜約5億4100万年前)
- 約25億年前 ‐ 真核細胞の藍藻類が出現し、光合成を開始した。
- 約20億年前 ‐ こうして作られた酸素が大気中に蓄積するようになり、やがてオゾン層が作られ紫外線が遮られるようになった。
- 約15億年前 ‐ 真核生物が出現した。
- 約10億年前 ‐ 大気中の酸素濃度がかなり増加した。有性生殖を行なう生物も出現しはじめる。
- 約9億年前 ‐ 大気組成は現在とほぼ同等となる。
- 約7億年前 ‐ 多細胞生物が現われる。
この頃に、原核生物から真核生物への進化が起こり、そしてエディアカラ生物群と呼ばれる生物が出現する。
この時代は変な動物ばかりのため系統樹作成は困難を極めており、未だ完成されていない。
現在ある説によると、原生代には何度か氷河期があった。
中でも、約22億2000万年前、約7億年前、約6億5000万年前の3度、地球全体が凍結する「全球凍結」があったとされる。
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