単相交流
読み:たんそう-こうりゅう
外語:single phase A.C.
一組の電力線で送る交流のこと。家庭用電源が該当する。
概要
家庭用の商用電源の場合、単相2線式・単相3線式が多い。
30Aを越えて契約する場合、引き込み線は必ず単相3線式になる。それ以下の場合でも、現在は特別な事情が無い限り、単相3線式で配線されるようである。
特徴
二種類の電圧
例えば単に実効値100Vのみで良いなら、二線で0Vと100Vを供給すれば事足りるが、もし100Vと200Vが必要になる場合、単相3線式にし、巻き線比を変えることで複数の電圧を得る。
変圧
具体的には、電線間で配線されている三相交流6600Vなどから、電柱上の変圧器により100Vを取り出し、接地線と共に2本の電力線を引き込むことになる。
この時接地線をB、もう二つをAとCとし、二次側の変圧器の巻き線比を同じにすると、A‐B間とB‐C間で同じ電圧(例えば100V)が得られる。
そしてA‐C間を接続した場合、二次側の巻き線比がA‐B間またはB‐C間を結線した時と比較して二倍となるため、端子間の電圧はその倍の電圧(例えば200V)となる。
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