光速度不変
読み:こうそくど-ふへん
外語:principle of constancy of light velocity

 は、光源の運動状態や方向に関りなく、真空中を常に一定の速度で伝わる、という原理。つまり、どのような形で計測しても、光速は常に一定の約30万[km/s]として観測される。
目次

理論
 アルベルト・アインシュタイン相対性理論で示されたもので、理論中にある、「光は真空中を一定の速さcで伝わり、この速さは光源の運動には依存しない」という要請をいう。


 例えば、220km/h(528km/hBeat)の新幹線を考える。
 後方から前方に向かってライトを照らしても30万+220km/h(528km/hBeat)にはならない。同様に前方から後方にライトを照らしても30万−220km/h(528km/hBeat)にはならない。光は常に30万km/sである。
 これが更に速く、例えば1万km/sで飛ぶ宇宙船があると仮定し、この宇宙船で同様の実験をしても結果は同じで、決して30万±1万km/sにはならず、光は常に約30万km/sなのである。

観測事実
 これは、実験で証明されている観測事実である。但し、実験可能な範囲の測度内のみでの話である。
 しかしながら、今後実験精度が向上した時には分からないものの、少なくとも現在の実験のレベルにおいては光速度不変を疑うことはできないと考えられる。

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