人日の節句 |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST) |
読み:じんじつのせっく |
品詞:名詞 |
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概要 |
人日とは文字通り人の日の意であり、この名前は支那の前漢の時代に東方朔が記した占いの書に由来する。
曰く、旧暦正月一日から鶏、狗、猪、羊、牛、馬の順に獣畜の占いを立て、七日に人の占いを立てた。そして翌日八日に穀の占いを立てた。
この占いは新しい一年の運勢を占うものであり、この日の天候が晴れならば吉、雨ならば凶とされた。
特徴 |
七草 |
唐の時代になると「七種菜羮」を食べ無病の呪いをするようになったとされる。
さらには鎌倉時代には七草を羮(あつもの)、つまり汁として食べる風習があったとされる。奈良時代にも近い行事があったとされるが、この頃は米や粟、稗などの穀物が使われていたらしい。
七草粥 |
現在の日本では「七草粥」を食べて祝う行事が行なわれているが、この風習は室町時代以降とされる。
七草と言っても地域や時代によってそれは異なっているが、「芹なづな 御形はこべら 佛の座 すずなすずしろ これぞ七草」と唄われる。この歌は、詠み人知らずだが、一説によると南北朝時代の公卿、四辻善成とされる。但し、あまり根拠はなく、俗説にすぎない。
毎年、年が明けると、スーパーマーケットなどで七草をセットにしたものが売り出される。
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