マグノン |
辞書:科学用語の基礎知識 素粒子・名称編 (NPARTN) |
読み:マグノン |
外語:magnon |
品詞:名詞 |
固体結晶格子の電子のスピン構造を表わす準粒子。スピン波を量子化したものとも言える。
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概要 |
マグノンは、エネルギーと格子運動量のキャリアである。
マグノンに対して、固体結晶格子の原子やイオンの振動を表わす準粒子をフォノンという。
特徴 |
マグノンは、強磁性体の磁気モーメント(自発磁化)が徐々に減少する理由を説明するため、スイスの物理学者フェリックス・ブロッホによって導入された。
また、Theodore David Holstein、Henry Primakoff、フリーマン・ダイソン(Freeman John Dyson)らにより、マグノンはボース・アインシュタイン統計に従い、かつ弱い相互作用をする、ボース粒子のような準粒子であることが示された。
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