バークリウム
読み:バークリウム
外語:Bk: Berkelium

 銀白色の金属元素の一つ。超ウラン元素の一つ。
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、235から254までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
 安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。
 崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。
同位体核種天然存在比半減期崩壊確率(%)崩壊後生成物
235Bk α崩壊 231Am
236Bk α崩壊 232Am
237Bk α崩壊 233Am
238Bk α崩壊 234Am
239Bk α崩壊 235Am
240Bk β+崩壊 240Cm
α崩壊 236Am
241Bk α崩壊 237Am
242Bk β+崩壊 242Cm
243Bk4.5時β+崩壊 243Cm
γ崩壊 243Bk
α崩壊 239Am
244Bk β+崩壊 244Cm
245Bk4.94日EC崩壊99.88245Cm
α崩壊0.12241Am
246Bk1.80日EC崩壊>99.8245Cm
α崩壊<0.2241Am
247Bk1380年α崩壊 243Am
γ崩壊 247Bk
248Bk9年α崩壊 244Am
248mBk    
249Bk320日β崩壊>99.9249Cf
α崩壊0.00145245Am
自発核分裂(SF)  
250Bk193分β崩壊 250Cf
γ崩壊 250Bk
251Bk β崩壊 251Cf
252Bk β崩壊 252Cf
253Bk β崩壊 253Cf
254Bk β崩壊 254Cf

性質
 金属バークリウムは銀色を呈する。酸化しやすい。
 水溶液中では、黄緑の3価と黄色の4価がある。3価は安定しており、4価は不安定である。

特徴

安全性

適用法令

危険性

有害性

環境影響

発見
 1949(昭和24)年に、カリフォルニア大学バークレー校で、グレン・シーボーグ、アルバート・ギオルソ、スタンリー・トンプソン(Stanley G. Thompson)、ケネス・ストリート(Kenneth Street Jr.)により発見された。
 製法は、241Am + 4He → 243Bk + 21n、である。
 化学名Berkeliumは、大学のある地名Berkeley(バークレー)から命名された。

主な化合物

前後の元素
 
 96 キュリウム ‐ 97 バークリウム ‐ 98 カリホルニウム

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