ハルシオン
読み:ハルシオン
外語:Halcion

 トリアゾラムを成分とするマイナートランキライザー(超短期型睡眠導入剤)。ベンゾジアゼピン系。
 米アップジョン社が開発し、日本では1982(昭和57)年に承認された。
 日本では製造販売がファイザー。
目次

薬品の特徴

製品

効果・効能
 最高血中濃度到達時間1.2時間、血漿中濃度消失半減期は平均2.9時間の超短時間作用型の睡眠導入剤で、入眠障害に効果がある。
 そのため、朝の残薬感が無く目覚めが良いが、早朝覚醒が起こることもある。

用法・用量
 かつてアメリカでは1mg錠として販売されていたが、逆行性健忘が激しいということから、後に0.25mgや0.125mgの用量となった。

成分・添加物

成分

添加物

規制区分

剤形
 やや横長の錠剤である。
 0.125mg錠は淡紫色の割線無し素錠、0.25mg錠は淡青色の割線入り素錠。
 俗称は、0.125mg錠はシートが金色なので金ハル、または淡い紫色なので紫玉。
 0.25mg錠はシートが銀色なので銀ハル、または青色なので青玉である。
 
 
 

風味等
 不明。

名称の由来
 不明。

注意点
 ハルシオンの効果は個体差があり、効きにくい場合もある。また、アルコールとの併用で前方性健忘を起こすことがある。
 ちなみにハルシオンは安全性が高く、致死量は0.25mg錠でも150万錠と言われる。
 たまに自殺目的で200錠ほど飲んで病院に運ばれる人もいるが、その程度では全然足りない。しかし150万錠も飲めるのならば、きっと人生のやり直しも出来るだろう(そもそも胃に入りきらんが)。

副作用など
 発疹・掻痒などが生じた場合は服用を中止すること。

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