スレッショルド電圧
読み:スレッショルドでんあつ
外語:threshold voltage

 ディジタル回路のHとLの境目の電圧のこと。時々、スレッシュホールド電圧とも書かれる。
目次

概要
 ディジタルICの入力がこの電圧以上の場合、そのICは論理「H」、この電圧以下の場合、論理「L」と認識する。
 TTLの場合はおよそ1V、CMOSの場合はVDD÷2程度(VDD電源電圧)である。
 但し、スレッショルド電圧は、ICによって個体差がある。
 そこでメーカーは、「絶対にLと認識する電圧」と「絶対にHと認識する電圧」をICの仕様書として公開しているので、それを参照する必要がある。

特徴
 実際にICを使う場合は、スレッショルド電圧を基準に、安全な電圧を用いることになる。
 ちなみにシュミット・トリガー・ゲートの場合はスレッショルド電圧が上下二つあり、この電圧を境として独特の出力動作をする。

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