ステロイド核 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質構造編 (NSUBYS) |
読み:ステロイドかく |
品詞:名詞 |
ステロイドと呼ばれる物質の骨格構造。
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概要 |
三つの六員環と一つの五員環がオルト縮合した構造を持つ化合物の骨格で、この構造を持つ物質を総じてステロイドという。シクロペンタ[a]フェナントレン。
ステロイド核
特徴 |
命名 |
CASとIUPACで番号付けの基準が違っている。CASよりIUPACの方が体系化されている。
CASでは、ステロイドのそれと同様である。1位から17位まで番号を付け、そして13位の隣は18位、10位の隣は19位、その他の位置は20位以降とする。従って18位と19位は空き番となることもある。
CAS
IUPACでは、IUPAC 1979ではステロイドと同様の番号付けでありCASと同様であったが、IUPAC 1998からは変更となった。
五員環から1位として縮合箇所以外を順番に附番し、縮合部分は3a、3b、5a、9a、9b、11aのように番号を付ける。
IUPAC 1998
ステロール |
ステロイド核に水酸基が付いたもの、つまりステロイドのアルコールをステロールといい、この基本構造核をステロール核という。
CASなら3位、IUPAC 1998なら7位にOHが付く事になる。
ステロール核
リンク |
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