コカイン |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM) |
読み:コカイン |
外語:cocaine |
品詞:名詞 |
アンデス山脈原産の低木、コカノキ科コカノキ(coca)から獲った葉を乾燥させ、そこから得られるアルカロイド。
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物質の情報 |
分子式C17H21NO4。融点98℃、沸点187℃〜188℃。CAS番号50-36-2。
コカイン
塩酸塩として、CAS番号53-21-4が登録されている。
薬効薬理 |
スニッフといって、鼻から吸って用いるのが一般的らしい。
摂取すると脳内のドーパミン量を増やし、疲労や不安感が消えて気分が高揚する効能がある。また胃痛のときに内服することで麻酔としても利用できる。
副作用など |
痙攣や精神錯乱などの副作用がある。
身体的な習慣性や毒性はそれほど高くないが、薬が切れた時に不快感(例えば虫が皮膚内を動き回っているような感覚)があるため、精神的な習慣性で過剰摂取しやすい。
覚醒剤の指定 |
日本では麻薬及び向精神薬取締法で規制されている。
この成分を元に半合成ドラッグを作る事もあるが、コカインはとにかく価格が高いので、いわゆる富豪などしか用いることができない。ニュースでも、コカインで逮捕されるような人は、みな著名な人(=金持ち)ばかりであることからも伺えよう。
コカインコーラ |
有名なコカ・コーラは元々はコカインの含まれたアルコール飲料で、頭痛や神経衰弱の薬として市販されたのが始まりであった。
現在ではアメリカでもコカインは違法なので、当然現在のコカ・コーラにはコカインは含まれていない。
リンク |
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