ギンコトキシン |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・毒物編 (NSUBNP) |
読み:ギンコトキシン |
外語:Ginkgotoxin |
品詞:名詞 |
銀杏に含まれている有毒物質。脳を興奮状態にすることで痙攣などの中毒症状を起こす。アンチビタミンB6。
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概要 |
4'-MPN(4'-メトキシピリドキシン)とも呼ばれている。
アミノ酸代謝に関与しているビタミンB6の作用を阻害し、脳内の神経伝達物質GABAの生成を抑制する。この結果GABAが減ると脳が興奮状態となり、痙攣などの中毒症状を発症する。
特徴 |
過剰に摂取すると死亡することもあり、毎年死亡の報告があるという。
一説によると、成人で銀杏を40粒以上、小児では数粒でも中毒する危険性があるとされる。また熱に強いため、銀杏は煮ても焼いてもギンコトキシンが消失することがないため、加熱調理しても安全になるわけではない。
成人でも、10粒程度までを限度とするほうが安全とされている。
リンク |
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