閉殻構造 (原子核)
読み:へいかくこうぞう
原子核は原子と同様に殻構造を持っており、陽子や中性子がある一定の数のときに安定する。これが閉殻構造である。
概要
原子核内の陽子や中性子はエネルギーが飛び飛びの量子軌道に存在し、その軌道内の陽子・中性子数は軌道毎に異なっている。
エネルギーの低い軌道から高い軌道へと陽子・中性子を順番に詰めていくと、軌道間のエネルギー差が突然大きくなる軌道が出現する。差が大きくなる次の軌道までは、陽子・中性子が完全に詰まっている状態であり、こういった状態が閉殻構造である。
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