鋸歯波
読み:きょしは
外語:saw tooth wave

 波形の一つ。のこぎり波(鋸波)とも。
目次

概要
 狭義には、上昇している部分の傾斜と下降している部分の傾斜が等しいものを三角波といい、これが大きく異なるものを鋸歯波という。
 
 その代表的な波形が、のこぎりの波のように見えることから、このように呼ばれている。

特徴

倍音
 鋸歯波は、整数次の倍音となる正弦波を、その次数の逆数として加えたものである。
 つまり周波数fに対し、2f、3f、4f、5f…を重ねると鋸歯波になる。


 シンセサイザーでは使用頻度が高い波形である。
 倍音の含み方は三角波と似ているが、それ以上に倍音を多く含んでいる。
 ベースとして良く使われ、またストリングスにも使える。バイオリンなどの弦楽器や、トランペットなどの金管楽器の音色の再現に適しているといわれている。
 

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