量子化ビット数
読み:りょうしか-ビットすう
外語:quantization bit length
量子化処理で測った数値を、最大何ビット(何桁)の2進数で表わすかという数値。16ビットなら0〜65535の範囲の整数でデータが表現されることになる。ビット数が多いほどデータが細かく表現されることになり、精度が上がり量子化誤差が減る。その代わりA-D変換器やその周りの回路も精度を上げなければならない。
サンプリング周波数は再生可能な最高周波数と関係があるが、量子化ビット数はディジタル信号のダイナミックレンジと関係がある。具体的には交流信号の直線量子化の場合で量子化ビット数がnビットの時、ダイナミックレンジ(dB)は "DR(dB) = 6.02×n+1.76" で表わされる。オーディオでは16ビット以上、電話音声などでは8ビット、ビデオ信号では8〜10ビットがよく使われる。
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