誤嚥性肺炎
読み:ごえんせいはいえん
飲み込み(嚥下)機能低下により、飲み込んだ食べ物が食道ではなく誤って気管の方に入ってしまう(誤嚥)ことにより生じる肺炎。
概要
老化に伴い嚥下機能は低下し、食べたものを正常に飲み込むことができなくなる。
このため後期高齢者のほぼ全員(9割以上)は誤嚥性肺炎であるとされる。肺炎は日本人の死因の上位となっていて、後期高齢者の肺炎による死亡はほぼ全てが誤嚥性肺炎を死因とすると捉えられる。
日本人の死因は、がん(悪性新生物)、心疾患が上位2位を長く独占、以降は変動が激しく、脳血管疾患、肺炎、老衰などが並ぶ。従って、がんや心疾患、致死的な脳血管疾患を免れた高齢者は、誤嚥性肺炎で死亡するという例が増えている。
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