胡麻油
読み:ごまあぶら
外語:sesame oil
胡麻(ごま)の種子を圧搾等して搾りとられる
植物油脂
のこと。ごま油、セサミオイル。
目次
概要
特徴
純正・調合
国際基準
化学的性質
用途
概要
生の胡麻を使うものから、焙煎した胡麻を使うものまで様々なものがある。
日本の場合、焙煎した胡麻を使い、茶褐色の色をした胡麻油が作られ、使われている。
特徴
純正・調合
日本で市販される胡麻油の大分類は次の二種類である。
純正 (胡麻油100%)
調合 (胡麻油60%以上)
かどや製油に代表される「純正胡麻油」は、胡麻油100%の製品である。
調合は、胡麻油60%以上に、
大豆油
や
菜種油
などを調合して量を増やしたものである。
国際基準
胡麻油(Sesameseed oil (sesame oil; gingelly oil; benne oil; ben oil; till oil; tillie oil) )は、Codex Standard for Named Vegetable Oils (CODEX STAN 210-1999)において胡麻(Sesamum indicum L.の種子)から得られる油と定義されている。
化学的性質
占める脂肪酸は、
オレイン酸
(34.4-45.5%)と
リノール酸
(36.9-47.9%)が半々、これに
パルミチン酸
(7.9-12.0%)が続く。
この他に、
ビタミンE
、
ビタミンK
、リグナン(ゴマリグナン)などを含む。
用途
胡麻油は独特の風味を持つため、用途は限られる。
日本では、中華料理などを初めとして、様々な用途に使われている。
天ぷら油や炒め油に使われることもある。
また、「
辣油
(ラー油)」を作る時の材料でもある。
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