胃がん
読み:いがん
外語:Stomach cancer

 に発生した悪性腫瘍のこと。症状としては嘔吐、食欲不振などがある。
 後腹膜に湿潤すると強い疼痛を来す。またがんから出血して貧血やショックをおこすこともある。
 発がんの原因として、塩分の摂り過ぎや米飯の多食、喫煙などが考えられている。食塩発がん性物質ではないが、塩分過多は高浸透圧作用により胃粘膜の表面を保護する粘性の膜を溶かし、発がん性物質が粘膜から吸収されやすくなるため危険因子として扱われる。また米飯のような固い食品は胃粘膜を傷つけ、その修復のために細胞の回転が早まる事からがん細胞ができやすくなると考えられる。また野菜漬けに含まれる硝酸塩が細菌の作用で還元され亜硝酸となり、低級アミンと結合する事で発がん性物質ニトロソアミンが生成される事も重要である。
 ここで、ビタミンCを含む食品を多く摂取していると、ニトロソアミンの生成が抑えられることが実験的に証明されている。
 喫煙は発がん性物質のタールが唾液とともに胃に流れ込んだり、ニコチンの胃粘膜血流傷害作用によって発がんリスクを高めると考えられる。

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