総胆汁酸
読み:そうたんじゅうさん
外語:TBA: total bile acid
全ての胆汁酸。胆汁酸は複数あるが、区別せずなされる検査。
概要
胆汁酸は肝細胞でコレステロールから作られ、胆汁として排泄される。
胆道の途中に支障があると正常に排泄できず、血液中に漏れ出す。そこで血中の総胆汁酸量を調べることで、肝臓の異常を知ることができる。
検体検査においては、生化学的検査(I)である「D007 血液化学検査」に分類されている。検査料は47点である。
特徴
検査目的
健康診断では、肝臓疾患を検出するために実施される。
正常値
診療機関によって様々だが、一例は以下の通り。
異常時
総胆汁酸が上昇する疾患として、次のようなものがある。
- 高い値を示す場合
- 劇症肝炎
- 急性肝炎(特に初期)
- 肝外閉塞性黄疸
- 非代償性肝硬変
- 中程度の上昇を示す場合
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