横ずれ断層
読み:よこずれだんそう
断層のうち、断層面を境界として両側が水平方向に動くもの。
概要
綺麗に真っ直ぐ横にずれた断層というのは極めて稀であり、殆どの場合、斜めにずれている。
この時に、断層線に向かい相手側が右に動く場合を「右横ずれ断層」、左に動く場合を「左横ずれ断層」と呼ぶ。
特徴
日本の内陸地震では、中部地方から西日本にかけては横ずれ断層型が多い。
日本の場合、日本列島の大部分は陸側のプレートの上にあり、西日本はここにフィリピン海プレートが押し寄せてきている。大昔はほぼ真北方向に運動していたフィリピン海プレートも、約300万年前に太平洋プレートにぶつかり方向が変わり、西日本に対して斜めに沈み込むようになった。
この動きは、西日本を北向きに押すだけでなく、西方向へも引きずる動きとなる。結果として西日本では、横ずれ断層型の地震が多い。
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