放射性カリウム
読み:ほうしゃせいカリウム
外語:radioactive Kalium
放射能を持ったカリウムの同位体。
概要
カリウムの安定同位体はカリウム39(39K)とカリウム41(41K)の二つのみで、それ以外は全て放射性同位体である。
カリウムには24の同位体が存在するが、特に報道で放射性カリウムと言ったときには、次を指す可能性が高い。
特徴
人間など多くの生物はカリウムが必須ミネラルである。
野菜などは地中からカリウムを取り込み、その中に天然の放射性カリウムが含まれるが、それを人は取り込んでいる。
人の体重の0.2%がカリウムで、このうちの0.0117%がカリウム40である。つまり成人には体重1kg当たり2g程度のカリウムがあるとされる。
更に、成人一人当たり約4000ベクレル(Bq)のカリウム40が存在し、一日あたり約50から75ベクレルのカリウム40が摂取されるが、概ね同量が排出される。
体内に在する自然放射能カリウム40の影響は、一説では、一年間に発する放射線量は390μSv、年間の被曝線量は170μSv、といった数字が存在する。
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