抗がん剤
読み:こうがんざい
外語:anticancer drug
がん細胞を攻撃する効果を持つ薬剤。
概要
がん治療に使われる薬剤である。
現時点において、一つの薬剤であらゆるがんに効果を持つものは存在しないので、複数の抗がん剤の併用療法が主流。
また、現在の多くの抗がん剤はがん細胞のみならず正常細胞の増殖も抑えてしまう。このため、様々な副作用が極めて顕著に見られる。
特徴
毒
抗がん剤とは何かを一言で言えば、「正常細胞よりがん細胞の方が感受性が高い毒」である。
「毒と薬は紙一重」というよりは、毒そのものである。「毒を以って毒を制す」といった方が現実に即しているだろう。
副作用
抗がん剤はいずれも極めて強い副作用があるため、利用に際しては抗がん剤の性質をよく理解しておく必要がある。
- 骨髄抑制 (赤血球減少で貧血、白血球減少で感染症など)
- 嘔吐
- 倦怠感、食欲不振
- 脱毛
- 腎機能障害
- 肝臓、膵臓機能障害
- 感染 (日和見感染)
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