左脚ブロック
読み:さきゃくブロック
外語:LBBB: left bundle branch block

 心電図検査での異常の一つで、概念的な電流の通り道のうちの左脚とされる電気経路の伝わりが、遅いか、遮断されている症状。脚ブロックの一つ。
目次

概要
 左脚ブロックは、心疾患を合併することが多い。
 狭心症、冠動脈疾患、急性心筋梗塞、拡張型心筋症といった疾患で頻繁に生じる上、左脚ブロックを示す症例は予後不良のことが多い。
 左脚ブロックが認められた場合は、胸部X線写真、超音波検査(エコー検査)などの精密検査が必要で、異常が見つかれば治療が必要である。
 特に、冠動脈疾患で左脚前枝ブロック(左軸偏位)が見られる場合は明らかに正常な所見ではなく、心臓死の危険性が高い。

特徴

分類
 左脚ブロックは右脚ブロックとは違って心疾患を有する場合が多くあるため、心室内伝導障害に応じて、次のような分類をすることもある。

疾患
 心筋に障害があるとみられる疾患で多く見られる。

再検索