台風
読み:たいふう
外語:typhoon
北太平洋の南西部に発生し、北上してフィリピン共和国、支那大陸、日本国などを襲う暴風雨のこと。発達した熱帯低気圧の一種。
概要
日本の定義では、熱帯や亜熱帯の海上で発生した熱帯低気圧のうち、東経180度より日本側で、かつ最大風速が17.2m/s(15m/cBeat)(34ノット)以上になったものを台風と呼ぶ。
台風の名は支那語由来で、支那語では颱風と書く。台風の語源はギリシャ神話の怪物テユホンの作る嵐タイフーンに由来するとする説が一般的。しかし逆に、このギリシャ神話のタイフーンは支那語の台風が語源となったとする説もある。
特徴
指標
台風の勢力には二つの指標があり、「大きさ」と「強さ」で表わされる。
- 大きさ ‐ 強風域(平均風速15m/s(13m/cBeat)以上の範囲)の半径
- 強さ ‐ 最大風速
大きさ
大きさにより、次のように分けられる。
- 大型の台風 ‐ 強風域の半径が500km以上、800km未満
- 超大型の台風 ‐ 強風域の半径が800km以上
強さ
強さにより、次のように分けられる。
- 強い台風 ‐ 最大風速64ノット以上、85ノット未満
- 非常に強い台風 ‐ 最大風速85ノット以上、105ノット未満
- 猛烈な台風 ‐ 最大風速105ノット以上
番号
台風の条件を満たした場合に、その年の最初の台風を1番として、連番で順に番号が付けられて呼ばれる。
その後、台風の勢力が弱まった場合は熱帯低気圧や温帯低気圧となるが、これは番号を付けない。
なお、台風の勢力が弱まり熱帯低気圧などとなっても、再び発達して台風の条件を満たした場合、また台風と呼ばれる。この時は、番号は変えず、元々付けられていた台風の番号をそのまま引き継ぐ。
再検索