割合
読み:わりあい
外語:ratio
全体に対する部分、あるいは他の数量に対するある数量の、比率。
概要
通常は分率のうち、百分率(%)で表現される。
但し日本では、日本古来の表現方法である歩合(割、分、厘、毛など)も日常生活では併用されており、教科書や受験問題などにも出て来る。
特徴
分率
分率の場合、次のような記号が用いられる。
- % ‐ パーセント、百分率 (1/102)
- ‰ ‐ パーミル、千分率 (1/103)
- 0/000 ‐ パーテンサウザンド、万分率 (1/104)
分母の値のゼロの数が、そのまま記号になっている。日常はパーセント、道路の勾配などにはパーミルが使われるが、パーテンサウザンド記号は殆ど使われていない。
このほかに、次のようなものもある。
- ppm ‐ 百万分率 (1/106)
- ppb ‐ 十億分率 (1/109)
- ppt ‐ 兆分率 (1/1012)
pp?系の割合は、化学などにおける濃度の表示に使われることがある。
歩合
日本古来の表現方法。三割三分三厘、のように使う。
- 割 ‐ わり (1/10)
- 分 ‐ ぶ (1/102)
- 厘 ‐ りん (1/103)
- 毛 ‐ もう (1/104)
本来、分は1/10、厘は1/102、毛は1/103を表わす単位接頭語であるが、何割何分何厘何毛という表現をする場合は、割を1/10とし、以降は一桁ずつずらす。
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