モルヒネ
読み:モルヒネ
外語:morphine

 麻薬の一つ。アヘンから抽出されたアルカロイド。モルフィンともいう。
 モルヒネという名は、ギリシャ神話の眠りの神モルフェウス(Morpheus)に由来する。
目次

物質の情報
 

誘導体、関連物質の例

物質の特徴
 麻酔剤、鎮痛剤、鎮咳剤として優れた働きを持つが、習慣性が高く、依存症に罹りやすいという欠点がある。
 鎮痛剤としては激痛を伴う末期がん患者用として主に使われている。但し、治療薬ではないので、苦しみは減るが治癒することはなく、待っているのは実は死だけである。言ってみれば、モルヒネの使用=治療の断念、を意味する。
 医療目的で許可されている以外は、麻薬及び向精神薬取締法で使用が禁止されている。医療用のモルヒネはアンプルに入り、番号で厳重に管理されている。
 静脈注射で用いる事が多いが、経口でも利用できる。経口利用の場合は習慣性や依存性は酒と大差無く煙草より穏やかであるとされるが、静脈注射の場合、精神的な依存に陥りやすい。

安全性

危険性

有害性

環境影響

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