マロニー
読み:マロニー
外語:malony

 ジャガイモトウモロコシ澱粉から作られるで、澱粉麺の一種。および、そのメーカーであるマロニー株式会社のこと。
目次

概要
 1963(昭和38)年に、大阪府吹田市の大洋産業(後にヨーサン食品を経て現マロニー社)が開発した澱粉麺である。
 名前の由来は、マロニー社の説明によれば、創業者であり命名者である吉村義宗が明かしていないためマロニー社内でもはっきりしていないが、恐らく「まろやかに煮えるから、マロニー」だろう、として発表している。

特徴

製品
 乾燥マロニーと生マロニーがある。
 一般的には葛切り春雨と同様に乾燥マロニーを鍋で煮て食べるが、茹で時間が短時間で済む生マロニーも使われることがある。
 近年では、鍋の具としてのほかに、サラダなどに使う例がマロニー社によって紹介されている。

製法
 馬鈴薯澱粉(ジャガイモの澱粉)とコーンスターチ(トウモロコシの澱粉)を材料に、日本国内の工場で製造されている。
 原材料として、以下のように記載されている。
 マロニー社は葛切りも製造しているが、マロニーのコーンスターチの代わりに葛粉を使用するものとなっている。

製造加工
 材料のジャガイモは北海道産を使用しているとされる。
 製造加工は、大阪工場、九州飯塚工場、浜松工場、信州伊那工場のいずれかである。

キャラクター
 マロニーには、丸っこいマスコットキャラが描かれている。
 このキャラは古くは「ヨーちゃん」と呼ばれ、現在は「マロニーちゃん」とされている。
 線だけで描かれるあまり可愛くないキャラが元々のマスコットキャラであるが、一時期用いられた、これを愛らしくアレンジしたキャラが「マロニーちゃん」と呼ばれたことが、現在のマロニーちゃんという愛称の由来である。

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