ペントバルビタールカルシウム
読み:ペントバルビタールカルシウム
外語:Pentobarbital Calcium

 バルビツール酸系マイナートランキライザー(催眠鎮静剤)の成分。
目次

物質の情報
 ペントバルビタールのカルシウム塩である。
 常温常圧乾燥下では白色の粉末。味は苦い。

誘導体、関連物質の例

薬品の情報

薬効薬理
 主要な用途は次のとおり。

作用機序
 短時間作用型バルビツール酸誘導体で、中枢神経系に対して全般的な抑制作用を示す。
 その全容は明らかではないが、睡眠・鎮静作用の一部については、GABA様作用ないしGABAの作用増強に基づくものと考えられている。

用法、用量
 不眠症では、成人においては一回50mg〜100mgを就寝前に経口投与。
 麻酔前投与では、成人においては手術前夜100mg〜200mg、手術前1〜2時間に100mgを経口投与。
 不安緊張状態の鎮静では、成人においては一回25mg〜50mgを1日2〜3回経口投与。
 いずれの場合も、年齢や病状に応じて適宜増減する。

副作用など
 頻度が明らかなものに、頭痛、頭重、めまい、悪心(吐き気)、嘔吐、眠気、尿閉などが確認されている。頻度は0.1〜5%未満とされている。

規制区分

製品例

再検索