プレート
読み:プレート
外語:plate
地球
の表面を覆う、数十枚の厚い岩盤。
目次
概要
特徴
境界
プレートと海溝
プレートが動く理由
概要
地球表面は、十数枚のプレートと呼ばれる厚さおよそ100kmの岩盤で覆われている。
このプレートは年間に数cm〜10cm程度の速度で一定方向に移動しており、これによって、短期的には
火山
の噴火や地震、数億年規模の長期的な期間で見ると大陸の移動などを起こす。
特徴
境界
多数のプレートがあるため、それぞれのプレートの境界も多数ある。こういった場所では、次のようなことが生じる。
互いに接近し、片方がもう片方の下に沈み込む
摩擦し合いながらすれ違う
互いに離れ合い、その隙間には冷え固まった新たな岩盤が埋め合わされる
プレートと海溝
日本列島の大部分は陸側のプレート(西日本はユーラシアプレート、東日本は北米プレート)に乗っているが、こちらに向かって太平洋側から、東から太平洋プレート、南西からフィリピン海プレートが押し寄せて来ている。
日本周辺のプレートは、次のように分類する
海洋性プレート
太平洋プレート
フィリピン海プレート
大陸性プレート
北米プレート
ユーラシアプレート
海洋性プレートより大陸性プレートの方が軽く柔らかいため、押し寄せてくる海洋性プレートの方が下に沈むとされており、このためどちらも日本列島の下に向かって沈み込んでおり、この境界には海溝が作られている。また同時に、海底盆地としてトラフが作られることもある。
太平洋プレートと陸側のプレート: 北から、千島列島の東に千島海溝、東北・関東の東に日本海溝
太平洋プレートとフィリピン海プレート: 伊豆・小笠原諸島の東に伊豆・小笠原海溝
フィリピン海プレートと陸側のプレート: 西日本の南に南海トラフ、
南西諸島
の南に南西諸島海溝、北に沖縄トラフ
プレートが動く理由
プレートが動いているのは間違いないが、それが動く理由は、まだ完全には分かっていない。
有力は説は二つある。
対流に乗っている説 地殻の下にある厚さは2,900km程度のマントルは、超高温の核からの熱によりゆっくりとした速度で対流をしている。
プレートは、その対流の流れに乗って移動している、とする説。
自重の重さで落ちている説 プレートは重いため、沈み込んだプレートの先端部分の重さに引きずられ、自分から動いているとする説。
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