ドーパミン
読み:ドーパミン
外語:Dopamine

 生物の情報伝達物質の一つ。モノアミン神経伝達物質に属する神経伝達物質の一つで、アミン類カテコールアミンに属する。名前を伸ばさずドパミンと呼ぶこともある。
目次

概要

ドーパミン
 

臭化水素酸塩
 

塩酸塩
 

誘導体、関連物質の例

性質
 ヒトでは、中脳黒質から分泌され中枢神経系に存在する神経伝達物質であり、アドレナリンノルアドレナリンの前駆体でもある。
 ドーパミンは、変化後の物質の機能も含めると、運動機能の調整、ホルモン調整のほか、感情(快楽、意欲)や学習などに機能する。
 これが分泌されれば、頭脳明晰で頭が冴えるようになるため、幸福の原因物質、脳内麻薬とも呼ばれる。分泌不足が良くないのはもちろんだが、過剰分泌も逆に良くない。
 毒薬および劇薬指定。

特徴
 過剰時、例えば中脳‐辺縁系でドーパミン機能の過剰亢進が起こると統合失調症(精神分裂病)によく見られる幻覚や妄想を発生させる。
 不足時、例えば黒質線条体で減少すると、手の震えや運動障害などを生じるパーキンソン病となる。

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